gasonの徒然なるままーに

不惑になるのはいつのひか

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

A GHOST STORY

ああ、なかなか良い映画だ。 思い出と向き合うゴーストに重さや軽さを持たせたという点をまず評価したい。 それは単に他者から見るゴーストでなく、自己を見つめ直すゴーストだからと思う。 それは自分の過ごしてきた歴史を他者に感じるのであり、いってしま…

潜む森

大学生という不安定から安定に向かう時期、それを超えたメンバが大学ノリで集う。それがよく表現されていると思う。 ストーリー全体はチープではあるが、感情として「分かる」 というくらいには人物描写があって『大学の頃とはなにかが違うんだよ』 という台…

☆コールド・スキン

ああ、なかなか良い映画だ。 現、灯台守はただ獣を殲滅したい。だがその実は、殲滅する行為そのものが永遠に続けば良いと思っていたのではないか。まるで自分の行動が少しでも世界に影響を与えていることを実感したいかのように。 新、灯台守は序盤では何を…

ピエロがお前を嘲笑う

どうも人物描写が浅いと思ったら(CLAYの)多重人格かぁ。 と思ったら、それを使った騙しかぁ、というところで。 CLAY の個々もそうだけど、関係性の描写もちょっと足りないかなぁ。最後、「俺たちは仲間だろ」 ってのに説得力を感じなかった。 MRX の凄さも…

名もなき塀の中の王

ワケありで過ごす空間てのは、ここまで人の感情をむき出しにさせるもんなんでしょうね。 父、子 の関係がその中で描かれるから、そりゃあエグい程に愛情が溢れ出てくる。そのエグさといったら、怒りや憎しみや悲しみで覆われつくされているかのよう。 親父が…

ブリーダー

極めてシンプルな人、事の描き方。背景が合成なんじゃないかと思うくらいに個々人が動く。それは余分が無いということで、一見すると分かりづらいような個性が炙り出されるかのよう。 これって何のスープ?と聞いたら、カツオとシイタケとコンブのスープです…

★グリーンブック

ひと悶着ある度に、トニーはどんな気持ちでいるのだろうか。ドクはどんな想いでいるのだろうか。 最初は開いていたなんてものじゃない距離が、実はゼロ距離だったのだということを、トニーはもちろんドクも気づいていったのだろうと思う。 「南部に行くドク…