gasonの徒然なるままーに

不惑になるのはいつのひか

2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

映画 - 死霊院 世界でもっとも呪われた事件

丁寧に作られた映画。 悪魔祓いに関する事件、その周辺の人物像がよく描かれている。 悪魔との対峙はありきたりといえばそうだが、その普遍的な部分を好印象に思わせる。 主人公となる女性がなぜ主人公たるか、その辺りがよく描かれていればもっと楽しめたか…

映画 - ドント・ブリーズ2

盲目の老人の盲目らしさが光る水たまりの使い方は痺れた。 しかし、それ以外があまりにも強すぎて何か背負って盲目の世界を広げた男としては魅力不足かな。 少女との関係性もあまりなく、また少女が攫われる動機も必然性というか切迫するものを感じられなか…

映画 - 消された女

場面転換音表情 いかにもな感じ(ヒットした/する?)映画の雰囲気。 王道といえるような結末も安っぽくなく、悲壮感纏う女性が出てくるところに味わいがあった。 一歩前へ進んでみた映画だな、と。 ミステリというでもなくサスペンスというわけでもなく全…

映画 - ラスト・シフト

恐怖はあまりなくなぜ、どうしてという不可解さが不気味なホラー。 過去の出来事を軸に新米刑事が宿直をする中での怪奇現象。 その刑事の父も含めて多くの犠牲が出た惨殺事件。それら犯人が勾留され、自死したその場所。 舞台は整っており、それなりに恐怖演…

映画 - もうひとりいる

ドッペルゲンガーもの。 特筆すべきは顔の グニャァ感。それとテンポよく人がやられていく様。 といったところ。 キャラが特にたつようなエピソードもないので、淡々と進み終わり、エンドも想像通りでございました。 バイロケーションとか、好きなんですけど…

映画 - MERU (メルー)

山がない将来を考えられない。これをジャンキーと呼ぶこともあるだろう。 誰も成功したことがない、一度失敗した、何より死が物凄く近くにある。 それを克服した物語。その裏でいかに苦しんだかもしっかりと描かれており、生き様とおもった。 むろん、この映…

映画 - 生き埋め

助けたいと思う気持ちは贖罪か なんとも含むのあり救われない結末だけれど、オスカーが生きていたと知ったときに本心から喜んでいるように見えるのは人間だからか。 それは罪か赦しか。 妻が呼びかけたところ、それが如何ともしがたい何も起きない空間を描い…

映画 - ★mid90s ミッドナインティーズ

すべてが要る言葉で、すべてがいらない 人種、経済、家庭、べつにどの目線で見ても良いと思えた。ただ全てを疑って、だからそれ以外は全て正しいとおもった一人の少年の物語。 ただふざけている、ただ溺れているそんな描写だけでも何か心をひっかいてくれる…

映画 - mid90s ミッドナインティーズ

すべてが要る言葉で、すべてがいらない 人種、経済、家庭、べつにどの目線で見ても良いと思えた。ただ全てを疑って、だからそれ以外は全て正しいとおもった一人の少年の物語。 ただふざけている、ただ溺れているそんな描写だけでも何か心をひっかいてくれる…

映画 - ☆スキャナーズ

人間の範囲にとどまらない存在は利用するか、滅ぼすか。 人間の範囲だって曖昧なのに、ずいぶんなことをするよな。 という点をとてもよく描けていてスキャナーは迫害されたり、(だから?)支配を試みたり色々な存在があって、それをスキャナーを使ってなん…

映画 - 正しい距離

あまりにも淡い記者志望の少年の恋。 村という閉鎖的な空間の中に外部から女性がきて恋にまつわるトラブル、と表現するとこの映画に失礼かな。 ともすれば面映ゆく、ともすれば影法師。「ストーカーしてた男に恋してるの、なんて笑っちゃうよね。でも素敵」 …

映画 - ファイティングファミリー

ビューティフルとファイティングとイヤーンな感じが程よくミックス。 特に序盤のアレな台詞、やりとりのノリが最高。 モデルやらの腰振りとみなしてた女たちの覚悟、兄ちゃんと生きてきた時を経て、黒髪で再度リングに登場するシーンは良いね。 いきなりタイ…

映画 - ☆15ミニッツ・ウォー

日常的にこのような危険を抱えている中の一幕。 閃光のようにあっという間の展開であり人物のバックグラウンドを事前に丁寧に描くなんてない。 だから、その場の動きが個人であり生命である。 子どもも大人も等しく、命がどう動くのかを無駄なく描くことで最…