gasonの徒然なるままーに

不惑になるのはいつのひか

映画 - ☆遠い夜明け

ビコの死が、あまりにもさりげなく流れていく。

それが時間の流れ、戦おうとするに思う気持ちを
ぐらぐらと揺らつかせる。

正直いって、マスコミの男は出来すぎた男である。
出来すぎているがゆえに、
映画としては国内脱出に至るまで、緊張感が損なわれる。

とはいえ、真摯なスピーチを繰り広げたビコの姿。
ただただ、その姿を認めたマスコミという描写は
当時(はたまた今も)情勢を考えると異様なのだろう。

この映画のサビ/ピーク というものはわかりづらかったが、
人権の獲得に至る過程、その描き方としては
これくらい分かりづらい経過が良いのかもしれない。