gasonの徒然なるままーに

不惑になるのはいつのひか

映画 - プレッシャー

ある意味、キロメートルでいったら宇宙よりも近い深海。

それゆえに、宇宙での孤立よりも深海での孤立のほうが
まだ救いはあるのかも、という素人前提があってしまう。

そんなフィルタを通してみるためか、物語は一定のリズムを壊さないような
まさに嵐が吹く地表と水面下の違いのように、
生死関わるシーンも淡々と描かれているように感じた。

これを面白いと感じるかどうか、というところで
私は面白い、とおもいました。

「助かるんじゃね?」 的な、リアルな非リアル思考をうまく表現できており、
酸素ボンベの残量という数値のみが徐々に恐ろしさを感じさせてくれました。

死に様もそれぞれ異なるも、華美な演出はなく
名も無き人の生き様というものはあるんだよ、とそっと教えてくれたような気も。