gasonの徒然なるままーに

不惑になるのはいつのひか

本 - 幻惑の死と使途 - 森博嗣

ピエロのようなメークで映画プレステージを思い出し、「名前が認識」の下りで胃酸(遺産?)が逆流するかのように、自分にとって良い毒でした。S&M シリーズにおいて、萌絵の行動は今作も変わらないけれど、それを見つめる犀川が変わってきつつあるのが、また良い。名前は唯一と思えるものに付くのではなく、イメージ・コンセプト。盲目の奥さんという辺りが心を打ちました。