gasonの徒然なるままーに

不惑になるのはいつのひか

2021-12-14から1日間の記事一覧

映画 - パーフェクトルーム

男の敵が男的な。 裏のかき方が、物理的には下品ですが論理的には程々に紳士です。一つの部屋があり、それを良い歳をした男たちが秘密の部屋として使う、という発想が好き。 また、裏切りの発覚のさせ方が歪んでいるのも、独自性として好み。 しかし、なんと…

映画 - ダークハウス

おバカな学生が忍び込んで、、、という超絶王道飽き飽きストーリーではない。 ただ、時間の短さもあって人物の相関が色恋以外があまりなく、血縁としての悪魔の器としての魅力に乏しい。(主人公というか) 刑事ももうちょっと哀しみを背負って強引であった…

映画 - 殺人の追憶

最初は田舎と都会の人の渡世についての皮肉モノか、と思わせつつ、悲惨さをきっかけにしっかりと泥沼に足を突っ込んで捜査を始める。 悲惨さの描写は秀逸と思うが、同情の描写はやや物足りないかなという印象。とはいえ、無垢な少女に貼ってやったバンソウコ…

本 - 伊藤計劃/虐殺器官

虐殺の文法が脳内に組み込まれている、と書くと実に不完全な気がする。 脳内が文法に支配されないと盲信している文法があるように。 ハーモニーを先に読み、メタルギアが著者と同じくらいに好きな私として、 自分の周囲を地球のような球体で囲んで、他を先に…