gasonの徒然なるままーに

不惑になるのはいつのひか

新堂冬樹 - ブラック・ローズ

非常に徹するのか情にほだされるのか、どうも曖昧な主人公。復讐を遂げるためなら悪魔にだってなれる、というのに恋人との蜜月を思い出してほだされるのは、人間味があるというよりは矛盾の塊といった感じ。主人公が暴走→主人公の部下が幻滅、という図式の多用も気になったし、読み終えたときには私の没入感は間延びしちゃってたかなぁ。