gasonの徒然なるままーに

不惑になるのはいつのひか

金城一紀 - フライ、ダディ、フライ

結局、主人公のオッサンは何に向かって進んでいるんだろう、そんな風にふと我に還ることをオススメしない作品。ヒーローが悪者を倒すという簡単な構図のように、オヤジはムスメのために、ムスメを泣かせたやつを許せないのだ。逆に、そんなことがヒーローという概念を生む。オッサンの変貌も丁寧な描写で、痛快な作品でした。