gasonの徒然なるままーに

不惑になるのはいつのひか

2018-04-07から1日間の記事一覧

★トゥルーマン・ショー

かりそめの世界の方が、自分が理想と思ってつくった世界こそが本当の世界である。という一つの全世界に失望した男が、自分の理想と感動をたくす形で一人の人間を役者に仕立てる。太宰治の人間失格は、世の中に失望してから演技をして生き延びていくパターン…

★飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲

ああ、テキサスチェーンソーのゼロ的な作品なんだな。ふむふむなるほど、と思う前に、出演キャラクタの主張前に、妙なヤられ方をしてしまった。警官が悪い?忌まわしき過去が悪い? 考える前に、売ったり切ったりしているのが、切り盛りうまいなという感想に…

★ドラえもん のび太の海底鬼岩城

一本の映画としてみると、ストーリーは継ぎ足したぶつ切りに感じるかもしれない。ただ、ドラえもんの映画は日常の30分が根底にあって、映画の世界へと飛び込ませてくれる。「問答無用」でジャイアンがエルを助けにいくシーンなど、ガキ大将の鏡ではないか。…

★ドラえもん のび太と鉄人兵団

そりゃあデカいロボットが自分の思い通りに動いたらワクワクするし、誰もいない鏡の世界で好きなものを好きなだけバーベキューできるなんていつかやってみたい。そんな現実から一番遠い世界で、ドラえもん史上最大級の戦闘があり、その中にはロボットや人間…

★渇き

20170203再鑑賞 - ひさしぶりに観て可奈子の魅力がズズッと自分の中に広がってきた気がする。物語のミステリーらしさは皆無、それだけにただただ不気味な魅力を醸し出している。初回視聴 - 冒頭からクソがクソがと叫ぶ登場人物に、なんだか疲れたなと思いな…

マニアック

あー、サスペンスというか怖い要素はあるけども、フランス映画という雰囲気がある。 主人公が抱え込んでいる闇を映像に起こしているようで、現実と闇が交差しながら観衆である私はよくもわるくも気持ちが悪い。 その効果はとてもテキメンで、終始、現実なの…

コレクター

ありきたりなドラマを見ているなぁ、という感想。変態が女の子を監禁、そんな事件の被害者になるのが刑事の娘、という王道というのも不謹慎ではないかと思いますが、王道ストーリー。 監禁される娘たちが、犯人とイヤイヤ過ごすうちに好きのうち、となってい…

●REC(レック)

手ブレのするドキュメンタリーな雰囲気のこわさ。特に暗視モードなんてのは、かなり先駆けて使われているのかな、今みてもあの青白い雰囲気は恐怖をあおられる。この作品はシリーズ化しており、恐怖、なによりシナリオの解かれていっての面白さは2以降に持ち…

★かぐや姫の物語

エンドロールまでが作品。急に成長するかぐや姫、その成長のきっかけがいちいち日本の美点。育て親もその点を涙ながらに喜ぶも、その喜びを再度、エンドロール直前で思い出すとは。良いと思っている時代に戻りたい、そんな思いが届かず、しかし残っていてほ…

LOOPER

タイムリープものってのはとにかく設定が大事、になりがちだが、この映画では「とにかく難しい話なんだよ!理解不能なんだよ!」とセリフにあるので潔いなぁと。さておき、バタフライエフェクトを観たことがある身だと、ストーリーの魅力が弱かったです。序…

悪の教典

中盤までは良い意味でイカれていて、邦画でもこんな映画を期待して良いのだなと思ったが、以降終盤はただイカれているだけで、グロいだけの印象。TO BE CONTINUEDと言われても「んなこたぁない」と思ってしまった。

そして父になる

暗い、暗すぎる。オチは救いなのかもしれないが、それまでの描写が幸せを描くシーンさえどこか陰鬱だ。暗い状況はストレートに、明るい状況は思い出として描かれているからか。取り違え事件そのものの是非はさておき、子どもについて考えるとき、特に子ども…

終戦のエンペラー

日本映画に感じる雰囲気は、割と「落ち着く」ものが多い。特に自然をうつしている作品はそう感じる。しかし、この作品は緊張感が常に走っていた。 その緊張感が、ふっと昭和天皇とマッカーサーの対面以降、どこかへいってしまった。戦争のやりきれない緊張感…

★ダークナイト

人生でもっとも衝撃をうけた作品。私のもっている善悪の区別がかき乱される。稚拙な表現ですが天使と悪魔が自分の中で争っている。その双方ともに自分である。そして、そのいずれかが欠けても自分ではなくなる。ゴッサムシティを巻き込むという壮大さを加味…

★ソウ(SAW)

稀有な作品。予算云々はさておき、アイデアが素晴らしい。限られた空間でのドラマは、想像力をかきたて、フラッシュバックする恐怖の記憶は、ダイレクトに我が脳裏にも刻まれる。もし同じ状況に私がおり、play the game した後に生き延びることが出来たとし…

★蝉しぐれ

映像が好きですねー。自分が体験したことのない情景だからか、冒頭の蛇とのからみの部分から、童心をくすぐられました。ストーリーは王道。各役者の演技も王道。存在感といえば、よくもわるくもネームバリューな感じ。しかし、鑑賞後は決して悪い気分ではな…

★ワイルド・スピード MEGA MAX

問答無用でしびれる~。複雑な人間関係やらトリックやらはあくまでもオマケ。見せ場は車でのバトルだったり、バトルに至るまでの自信だったり。心がセレブな登場人物が多いよね。アクションは「ありえねー」がほめ言葉となる、良い爽快感でした。

★風立ちぬ

想像していたより良い映画だった。主人公の飛行機にかける熱意、妻への愛情、共に未来と現在からくる懸命さが、切なさと、そして空しさを強く表現している。未来:二郎は過去と現在を繋いで未来を創るでなく、ファンタジスタのように未来だけを見つめ、たぐ…

藁の楯

政財界の大物・蜷川隆興(山崎努)は、自分の愛しい孫娘を殺した清丸国秀(藤原竜也)の首に10億円の懸賞金をかける。身の危険を感じた清丸は逃亡先の福岡で自首する。警視庁は身柄を48時間以内に東京に護送すべく、SPの銘苅一基(大沢たかお)と白岩篤子(…

★ビバリーヒルズ・コップ

銃撃戦の機銃以上の疾走するテンポのエディ・マーフィのくち。なんか憎めない刑事としての彼の役柄も一級品の主役ながら、脇を固めるタガート、ローズウッド両刑事もまた憎めない。友人の敵をうつためにとにかく無茶をするエディ・マーフィに、ちょっぴり悪…