gasonの徒然なるままーに

不惑になるのはいつのひか

映画 - ☆パピヨン

心だけは染まらない。

華やかに描かれる英活、
それはこの映画としても最後の饗宴で
あとは心の自由を求める物語。

正直、描き方としてはありがちという印象を持ちながら
「お姫様」と呼ばれる囚人を見ている自分がいた。

それはすでに状況を黙認しているのと
同じ意味であることに気付く。

本土に戻ることが全てを取り戻すことではない。
それを知った上で年単位の極限生活、独房生活を耐え
ようやく潮目をみたときに、これほど自由を感じられるものなのか。

映画による追体験は、あくまでも「学び」にとどまらず
「事実の黙認」さえ要求してくるのだな、
と時を含めた高次元の冤罪、囚人、仕舞われ方を見事に表現していると思う。

残りたいと思ったドガの余生が残りたかった形で、20%は過ごせたことを願いつ。