★12 積層
あえて歳を重ねるのようなことはいいますまい。
地層のような、考古学的な層のことを思い浮かべると、
まず最初にぴーすけのことを思い出します。
ぴーすけは僕の大好きドラえもんの映画一作目、
ドラえもんのび太の恐竜の主人公です。
のび太が地層から掘り起こして、温めたたまごから
ぴーすけが生まれ、
現代、白亜紀をまたにかけて大冒険をします。
僕が子どもの頃は、道端によくビービー弾が落ちていて、
それがたまに犬のフンだったりして最悪なのですが、
道に落ちているものをよく観察していました。
たまに大きな白いビービー弾が落ちていると、
もしかして恐竜のたまごではないかと思ったわけです。
家にかえって、でもさすがに自ら温めるのは恥ずかしいので、
座布団の下にいれておく。
そしておもむろにオヤジが座って、
おけつに直撃をして痛がるのをみて、
やっぱり白亜紀ではなかったんだなと実感するわけで。