gasonの徒然なるままーに

不惑になるのはいつのひか

映画 - レオン 完全版

殺し屋、孤独少女、二人とも純粋で、目一杯背伸びをしている。

ミルクしか飲まず、文字を読む学も無い殺し屋は
本当は殺し屋になどなりたくなかった。

孤独少女は、唯一の助けだった弟が殺されてしまい、
復讐をせざるを得なくなった。

二人がたまたま出会い、ともにミルクを飲み、
文字を教え、仕事を教え、
極めて日常的に距離が近づいていく。

また殺し屋として少女がパートナーとして成長していく様子、
この描き方が秀逸で感情移入させられる。

ラストシーンでは少し「グラン・トリノ」を彷彿とさせる。
純粋な気持ちから自己犠牲をはらうということに、
見返りを求めずに人のために生きて死ぬという生き様に、
私は心動かされてしまう。