gasonの徒然なるままーに

不惑になるのはいつのひか

インサイド・マン

完全犯罪となったかのような結末だが、
実に犯人像は人間味のあるような形で描かれている。
それは子どものゲームをむごいと言ってみたり、
弁護士にナチスと組み人をダシにして設けた資産家を揶揄したり。

デンゼル・ワシントンの演じる刑事もまた強烈なインパクトがあり、
犯人よりもむしろ過激に、きれる人物として立ち会っており、
強盗と警察の退避の面白みがとてもくっきりとしている。

サスペンスとしての、秘密を残しながら犯罪者の生き様を描くところがとても面白いのだが、
もうひとつ欲をいえば、人質から恐怖をより感じ取れるようなシーンがあれば、
緊迫感をもって最後までみれたのではないだろうか。