gasonの徒然なるままーに

不惑になるのはいつのひか

伊坂幸太郎 - グラスホッパー

殺し屋それぞれがなんとなく不安を抱いている中で、確固とした不安と芯に強い復讐を誓う鈴木、その強弱がなんとも面白い。つまるところ、不安を拭ってやってみるしかないじゃない、という妻の言葉に突き動かされて得たものは、一体なんであろうか。何かを達成した、ではない。何かを達成しようとした中に、強烈な次への一歩を得たのではないか。