gasonの徒然なるままーに

不惑になるのはいつのひか

高橋克彦 - ドールズ 闇から招く声

転生をしたらどうなるだろう、私だったら。ここで強くてニューゲームした人物は、我を保った。もちろん、主人公側の目吉さんと犯人の我の保ち方は違う。人生を跨いでの孤独と、跨いでからのカゾクとはえらい違いがある。犯人側が犯人の素質を失うエンドであるが、なんとなく、生きてみて考えよう、と思わせてくれる。グロテスクな表現もあるが、それはスパイス。シャープな探偵のつっこみが、時代をこえてフムとなり面白かった。