gasonの徒然なるままーに

不惑になるのはいつのひか

★生田 與克 - 日本一うまい魚の食べ方

優しさにあふれた本。江戸前の口調はさっぱりとしているけれど、その分直接ひびいてくる。「ナメタガレイはズルズルネッチョリしているけど、煮付けるとそこに煮汁が染みて、ゼラチン質でたまんないよっ!」実にうまそう!魚や自然が本当に好きだから、旬を大切にし歴史を大切にし、そうして優しい人というのは育っていくのだろう。重松清のファミレスを読んで間もないだけに、改めて食うことの影響力を強く感じた。