gasonの徒然なるままーに

結構病んだ視点から書いていきたいと

太宰治 - 斜陽

貴族の生活はきらびやかである印象があるが、斜陽の中での貴族の生活はどこか薄暗い闇の中にあるかのようだ。スゥプを飲む仕草、それに言及しているのがいかにも貴族なのだが、その描写方法にどこか出口の無い閉塞感を感じる。貴族の持つ陰鬱さが、あるいは貴族でない人々との長い距離感だとしても、この物語では徐々にお金をなくし貴族で無い方向へ向かっていくのに、閉塞感は増す一方に感じる。閉塞、絶望を酒に向けることと、スマホを見て前を見ずに歩くことと、少し似ている気もするな。仕方なしの発散は発散のルツボにはまっていく。