2018-04-07 フローズン・タイム 映画 動を静に変える美と、静の中に動を見出す美とあると思う。 たとえば、この作品のように一瞬の中に永遠を求める美と、ただ道を歩く中で静なる風景をそこはかとなく見ながら、ふとしたときに変化を感じる美と。 失恋により時が不意にとまってしまって、その中でそもそも目指していた美を存分に堪能しつつ、しっかり必然ともいいたくなる恋に花咲かせる主人公。 映像としては美しいが、どうだろう、静から動、動から静の美はそこにはなく、フローズンする理由はもう一つ、足りなかったかな。