gasonの徒然なるままーに

不惑になるのはいつのひか

月に囚われた男

描かれるのは月の生活がすべて。
しかし、そこでの月ならではの苦難の描写は少なく、
地球への恋慕が数多く描かれる。

地球に帰りたい、どうしたら帰れるのか、どうしたら家族と話せるのか。
そのような近い夢を描くのはクローン。
そしてクローンは一つではなかった。

クローン同士なのに、妙に性格が異なり、
もどかしい協働をしていく様は新しく、
さて、どのような結末が幸せだったのだろうか、
というところに告発エンディング。

告発以外にも、絶望、多幸、失望、安堵、
などのエンドは考えられたと思うが、今作のエンドに関してはこの点数で。