原子力ときくだけで拒否反応を示す方もいらっしゃるでしょう。
いつか聞いた、科学者はとてつもなく単純に、未来に自分の功績がのこることを望んでいたと。
聞いた、原子力を使うことで、罪もない人々が苦しみを味わっていると。
性善説、性悪説とあります。
人間が人間を傷つけるかどうかなんて、後続の歴史に依るしかない。
しかし確実にいえるのは、これまでに傷つけたことがあるかどうかが
罪に問われることだ。
できるならば、いや、決して繰り返してはならない。
科学者の苦悩も、そんな定理に逆らうことはできないのではないか。