gasonの徒然なるままーに

不惑になるのはいつのひか

★9 江佐尚白

存じないので、軽い説明を冒頭にはらせていただきます。
(江左氏。千那の親友で貞亨2年以来の膳所蕉門の一人。医者。句集に『忘梅』がある。最後には、この書物の出版をめぐって師弟間が事実上崩壊していくことになる。その間の事情は、千那宛書簡4(元禄4年9月28日)に詳しいが、芭蕉の尚白に対する憎悪は許六宛書簡(元禄六年5月4日)にも垣間見える。ほかに、『弧松』・『夏衣』などがある。)

優秀な方で、ゆえに相続に問題が生じた様子。
句集が苦言ならぬ苦集になっていなければよいが。
波平の祖先は波平に意外ときつくあたってますから。

医者と句集とはいかにもアンマッチな感があるが、
冗談交じりにかいた句と苦はシンクしているのかもしれない。
苦の挙句に句ができる。

切ないほどに見つめる恋とは少女漫画の話だが、
切ないほどに見つめ、何かを見いだせたかはさておき、
そのことが充実感と積もることはなかなか無いだろう。

忘梅。
桜の美しさに、旬の過ぎた梅のことをただ枯れ木のように
思うこと。
美しさを失った様子。

これは私の勝手な解釈です。