gasonの徒然なるままーに

不惑になるのはいつのひか

映画 - バレット・オブ・ラヴ

ブカレストに行きなさい、具体的なアドバイスでしょ? お洒落な一言があって、この映画は良い映画かもしれないと膨らむ。 寝て寄りかかるおっちゃん、その亡くなり際の会話元気に話していたように思えたときの会話。よりかかり方は違わなかった。 亡き母の助…

映画 - カリートの道

人生を描くイーストウッドと、道をあゆむアル・パチーノ アル・パチーノの主演でなければ平凡な展開だったかもしれない。 若き頃のワルさは映像では描かれていないが今時分のワルさは描かれている。 それは自分に嘘をついて愛する人に本当の自分で嘘をつくこ…

映画 - 間違ったターン(Wrong Turn)

王道過ぎて、何が間違っているのかが分からない。電波塔にのぼって飛び降りる辺りが画としてはクライマックスか。 必死に飛び降りたのに、その後死んでしまう女の子、王道ではもうちょい前に無残にやられてしまうか。。 王道でいう怪物や悪魔といった存在が…

映画 - ピラニア・リターンズ

ピラニアはこんなにいかつかったらピラニアらしくない。と思うほど古代魚してたので、 あまりスピーディに魚影だけを映すと違和感が。。。 ラストは嫌いじゃないですが、大嫌いな人も多くいそう。 ホラーなのかスプラッターなのか恋なのかアユなのか悩ましい…

映画 - インターセクション

観始めて20分80分。。。 この1時間の間をダイヤ原石の粉がまぶしてあるような、終盤の描き方は好み。 あとは、ちょっと数珠つながりかなと。「後になって分かった」感は、観る側が感じれども作る側が感じることなかれ。 欲望と欲望がぶつかり合うとこうも人…

映画 - 苦しめられた魂

辛さが毛糸玉になって重なるも、どこか信じたい人。 そして、その人が容赦ない様に。 邦題の「魂」 は何なのか分からなかったが、これは戦争帰還兵の持つトラウマに非常に近い、少女を描いた作品と思います。 誰がためにバイオリンを弾く、あるいは鳴ってい…

映画 - パラノーマル・アクティビティ

好きです。 ミカの気持ちが分かる。弱い犬ほど吠える、だと思っています。自分の恐怖を消したいから、撮って証拠をもとに吠える。 しかし徐々に、本当に少しずつ理解できない事象が続き、参っていく様がリアルです。 引き摺られてもっていかれたときがラスト…

映画 - マフィアは夏にしか殺らない

一つ一つの出来事が秀逸なために、ラストの怒涛を処理するのが大変。 ラストでキスに至るのは決してお互いの想いではなく、むしろ「否定されたのが私と逆」 という理由なのではないか、というほどに急展開。 一人一人の活動内容については後日譚を知りたく、…

映画 - ウィッチ

随所に聖なるものを取り入れようという試みがみてとれる。 そんな中、魔女がどう作り出されたかを描く。 私の精神的成長(してれば)と、観る時期の兼ね合いで「見に覚えのない」 が始まりなのかなと。美女と言われれば言われるほどに罪深いように見せている…

映画 - セブン

終盤の15分だけ異質。そこだけを切り取れば神話のごとき選択を迫られる画。 ではそこに至るまでの描き方が十分で無かったかといえば、十分ではある。 しかし、終盤が異質(ともすれば秀逸)ゆえに序盤が無に帰してしまう。 大罪を数える間に罪を犯してしまう…

映画 - 拷問男

私はこの映画が好きだ。 当たり前、狂ったように悲しみ壊れたように怒り、無になる。 その結果も人間である。 責めたとして誰が幸せになるわけではない。真実は、人を救わない。 白昼夢に出てくる娘は良心とか悪夢とかといった類ではない。 ただ一人の娘であ…

映画 - ダ・ヴィンチ・コード

「竜の棺」 の別側面版だ!と久々に見て思ってしまいました。 当たり前が壊されることへの拒否というのが強いということ、それを抱きながらみるとさて、まことに怖い物語となりました。 実態があるようでない、ないようである、というのですから追う旅自体も…

映画 - ダンテズ・ピーク

やたらと爆発するのは柔らかく捉えておいて。。。 王道的なストーリーだな、と思えるのはそれほどこの種の映画が出来て観てきたからだろう。 子どもがばあちゃんを、ばあちゃんが家族を救おうとする、そんなシーンというのは幾度も観てきてしまったけれど、…

映画 - ヘイトフル・エイト

くっきりとしたチャプター仕立てがまるで就職活動の練習をしたスーツを取りに行くクリーニング店のよう。 シワの無い、なめらかな会話と仕草。正直な話、オチが未知かどうかというのは無粋かなと思い、執拗にキャンディ(ポイフル?)が隙間に落ちてたり、そ…

映画 - ミケランジェロの暗号

関係はともかく(というと良くないのだろうが)私はあなた、あなたは私、という関係性の中で戦争が別つと、急激にパロディめくのは映画だからではあるまい。 ある種の資本および権力への魅力というものが満天にあるように見え、それを負い続け、さながら銀河…

映画 - プレッシャー

ある意味、キロメートルでいったら宇宙よりも近い深海。 それゆえに、宇宙での孤立よりも深海での孤立のほうがまだ救いはあるのかも、という素人前提があってしまう。 そんなフィルタを通してみるためか、物語は一定のリズムを壊さないようなまさに嵐が吹く…

映画 - キューブ・ホワイト

閉じ込められた人が叫んだら、ボイチェンかました声で返答があるのは優しいと思った導入部。 真っ白の部屋で常灯、それだけで精神拷問と思うが、それよりも電流などの肉体拷問、あるいは愛する人を用いての精神拷問までしてしまって、 どうも終盤になって立…

映画 - 寄生体XXX

女でいることも慣れてきたけど、忘れられない女がいる。 というのが、どこかで男だったものの物語なのか、あるいは宇宙からの飛来物が後世を残そうとしたのか。 さておき、複雑ほどではないにしても一つのバーを拠点に一つの存在が一人の女性に想いを残して…

映画 - ブレスレット 鏡の中の私

これは映画なんだろうか。映画とはなんだっけ。 私の思う映画は人の経験、記憶が(時系列は特に気にせず)「描かれる」もので、なぞられるものではない。 と思い出しながら観ていると、ああこれは映画だなと思わされてくる。 ここまで頑なに法廷で不利でも有…

映画 - ホステル・ネクストレベル

優も劣もない、可なのかというとそれも蟠りが残る。 なぜ浮気をするの? あなただけ現状に満足していない。 字幕特有なのか、「あなた」というのが執拗に出てきたが一体誰のことなのだろう。 ということをシャープではなく、ぼんやりと考えながら観終えてし…

映画 - ボヤンシー 眼差しの向こうに

ドキュメンタリー。 欺かれて奴隷となったものは、奴隷から抜け出すこと「のみ」を目指すかのようで、その行き着く先は奴隷を扱う側なのか。 それにNo を唱えて実の家族を目の当たりにしたとき、例えようもない純粋さで懐かしい、と思ったのだろうか。 奴隷…

映画 - ノクターン

夢を邪魔される夢をみて 構図としてはオーソドックスな、双子で一人はスター、一人は引き立て役。 物語は冒頭に悪魔的な演奏を披露したソリストが亡くなる事件の話から始まる。 「その演奏のとき、隣に悪魔がいた」 と教師がいうとおり、悪魔的な所作をした…

映画 - インサニティ

終盤手前までは、ストレートな展開で好感触。 ちょっと怪しいドラッグで、男女の関係やらを憎しみの連鎖に変えて、目の前を地獄に置き換えるあたり、好み。 ただ、最後に陰謀論めいた形で締めたのがいただけなかった。別にオチは痴情の(地上の?)もつれで…

映画 - 処刑ライダー

月から走ってきて、月に走って行く、という画が良いです。 はっきり言って、処刑するライダー側は無敵でズルいだろ、こんなん。と思ってしまいました。 復讐の大元であるシーンは度々フラッシュバックするのですが、それ以上の復讐シーンで圧倒する様が印象…

映画 - サスペリア・テルザ

ジャンルを問わない良い食材を闇鍋にしたような味わい。 ホラーとしても、スプラッターとしても、コメディとしてもそれぞれの一面がある。 魔女とそれに対抗するものの構図は面白くもう少し幕間がスムースなら(時間を設けていたら)素直に良い映画だったな…

映画 - バイバイマン

日本的なルールと感じてしまうが、もともとは海外から日本に入ってきたのかな、「言葉にすると死が訪れる」 ただ、その存在が極めて悪魔的な描写で直接、悪魔が手を下す訳でなくあくまでも言葉にしたものが錯乱し手を血に染める、という描写が面白かった。 …

映画 - ヘルガール

善と悪の描きっぷりが後半になって急加速。 中盤までのクルーは自由気ままであり、特に悪に殺される理由も少ないように思えました。(女漁りとか真の恐怖への冒涜とか、そのくらい?) 結局、最後に家族というか一族が集まるのですが、善としての一族なのか…

ドント・リサーチ

序盤の見せ方がむしろ後半に悪影響。 とはいえ、もったいないという程の展開もなく、淡々と、狙って釣ったナマズバーガーといった味わい。 何かに絶望した描写もないので、純粋に人を殺すのに快感を覚えるタイプなのかなと思うけど異常性出すなら日常の中に…

映画 - ヴィクター・クロウリー

前編通して、誰が何をしたいと言ってもあまり気にならない。あとは野となれ山となれ、な展開。 小気味よくもないテンポで訳のわからん死が続き、謎の高揚感が徐々に湧き出てくる。それが出てくるかどうかがこの映画を好きになるかどうかと思う。 私は出てき…

映画 - ☆私の人生設計

映画外の世界でいうと、問題が多くて複雑、なものを描いているのかもしれないが、話は至極シンプル。 それはとてもテンポよく心地よく、風が頬をなでるというメタファがぴったり。 独身女だろうがゲイだろうがカツラだろうが、まっすぐ道が伸びてたら人はそ…