gasonの徒然なるままーに

不惑になるのはいつのひか

2018-04-07から1日間の記事一覧

シャイニング(1980)

執拗なまでに三輪車を漕いで駆けるシーン、これが禍々しい場所へ向かっているかのようで、非常に緊張感を高める。 狂う才能を序盤から見せる(特に表情)が完全に狂って、目がイッちゃってるところは、素晴らしい演技と思う。 音の使い方、台詞、空間の使い…

★セブン

この街にずっと住んでいると嫌なことが見えてきてね、、、という伏線台詞が印象的。 人間が最愛を奪われて、ゆえに復習することは大罪だとするならば、永遠に罪の存在を知りながらも背負っていく方が、よっぽど納得がいくし、そんな風に思うから人間なのだろ…

グレイティスト

冒頭はなかなかに掴まれる。 しかし、被害者男の子の両親が必死に息子の最後の心境を知ろうとする中、恋人の女の子は「せめて路肩に寄ろうよ」といったのに、それが聞かれなかったために事故に遭ってしまったこと。それが最後まで伏せられて、美談が進んでい…

★隣人は静かに笑う

隣人という最も身近な他人に、一度恐れを抱き始めると止まらない。膨らんだ恐れは得体がしれず、どうしても過去に起きた事件、爆弾魔としての過去を洗うと罪の疑念はあるも確証がない。 緊迫を終始保ち、救いのないエンド。 面白いというか、心臓の鼓動が早…

★ナイトクローラー

表情が一つ一つ無を感じさせるルイス・ブルーム。 映画という形で切り取って切り取って、非情に感じるものの、カネカネな世の中にこんな人って実は半数くらいの割合なのでは。 自分自身もそうかもしれない。だとしたら、カネカネを責められるだろうか。 映画…

ザ・セル

犯人の狂気をその所作で示すのでなく、深層心理を映像美として描き出しているところが面白い。 抱えるトラウマ、それを基にした全能の恐ろしい存在、入り込んでいき、いいように侵されるシーンは恐怖をかき立てる。 ただ、逆に捜査官の心理に犯人を呼び込む…

マシニスト

罪の呵責によるひどい錯乱。罰を受けてない罪とはこんなにも人を破壊するものか、と唖然とするほどに激ヤセ、幻視、焦燥、、、 さだまさしの償い、龍が如く4の冴島大河、あたりを思い出しつつ、向き合うことの怖さと向き合わないことへの怖れを味わえました。

メメント

ん?これってもしかして時系列が逆?という疑問を持ちつつ、逆の可能性をもって視聴を進めるのが非常に疲れた。 通常の時系列で流すと、非常にオーソドックスなシナリオと思うが、逆にすることで思い込みと現実のはざまが曖昧になり味わい深くなるのか。 そ…

フローズン・タイム

動を静に変える美と、静の中に動を見出す美とあると思う。 たとえば、この作品のように一瞬の中に永遠を求める美と、ただ道を歩く中で静なる風景をそこはかとなく見ながら、ふとしたときに変化を感じる美と。 失恋により時が不意にとまってしまって、その中…

アンノウン(2011)

序盤で期待させられただけに、種明かしからエンディングまでの流れに納得いかず。妻の役(パートナーといっていたが)は、 そこまで親密になっていたのか。キスをして心を惑わせるほどに。 偽造パスポートをもってどこへいくのか。記憶喪失の前にまっさら、…

アイ・アム・レジェンド

たった1人の人間。犬を大事にし、マネキンに話しかけ、暗闇にひどく恐怖する、それら描写がとても好みで、ウィル・スミスならではの、切なさと力強さを感じられる。 急に女性と子どもが現れ、穏やかな食事風景に、ん?と思いつつ、最後、なぜ自爆してしまっ…

★300 <スリーハンドレッド>

誇り、名誉これだけのために生きる。そんな姿に憧れる人は、はまると思います。 スパルタの兵士が声を挙げるシーンで血が沸騰する感覚を覚えますから。

ガタカ

人間が人間をつくる、なテーマ。この映画が撮影された時期を考えると斬新だったのだろうか、と思いつつ"不自然"に創られた人間のみが宇宙飛行士になれるという設定が面白い。 "自然"に創られた男の体力的な劣等感、それでも夢を追い、"不自然"に負けないため…

月に囚われた男

描かれるのは月の生活がすべて。しかし、そこでの月ならではの苦難の描写は少なく、地球への恋慕が数多く描かれる。 地球に帰りたい、どうしたら帰れるのか、どうしたら家族と話せるのか。そのような近い夢を描くのはクローン。そしてクローンは一つではなか…

キャビン

序盤から、「田舎に来たガソスタに寄るわ若者は殺される」への反逆者とも言わんばかりに白衣のオッサンが出てくるのが斬新。 いざ白衣のオッサンがやられる時に「ざまぁみろ」と思ってしまうのは製作者の思惑に乗ってしまったか。 ラストそのものだが、太古…

インビジブル

子どもの頃に夢描いた透明人間を実現。それはもうワクワクしてしょうがないのだけど、やはりインターネットの普及理由と同じエロOnly。 エロを理由に透明人間の技術が発達して、地球規模で犯罪増えたらいとをかし。 というエロなワクワクと、最後はB級SFな感…

★燃えよドラゴン

ブルース・リーって名前は幼い頃から耳にしてきたけど、実際にどんな映画、どんな演技なの、と30年ほど経ってようやく視聴。 鑑賞後はなるほど、圧倒的な格好良さでこりゃ真似したくなりますな。ホァァァ!!の声も演技過剰なんじゃないの?とか思っていたも…

ミニオンズ

目ン玉バナナな風貌で最初はキャラクターにとっつきにくかったが、途中からボブが可愛いこと可愛いこと。 スカーレットはとびきりの悪だけど、もうちょいずる賢さか、強さか、欲しかったなぁ。

グレートウォール(2016)

超B級映画な内容であるものの、雰囲気は非常に重厚なものを感じさせるためB級と割り切って観るのがむずかしい。 戦闘に緊迫感がないし、怪物には格好良さもアホらしさもなく、なんとも宙ぶらりんなバトルが淡々と進んでいく。 怪物の女王さまも造形に特徴が…

CHAOS カオス(2005)

どうも人間関係が曖昧なままに進み、どのような利害や憎悪があるのかが不透明なままにどんどん犯人らしき人が、さして意味深でもなく、死んでいく。 どんでん返しな展開は好みではあるけれど、その前に登場人物の過去をもう少し、短時間でよいから丁寧に描い…

ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT

ワイルド・スピードの良さって、なんといってもノリの良さと格好良さとドライブの爽快感。 本作はどれもが不足しているように思います。陰気な場所(格好良いというより不気味な集団)の中に、わけもわからず転校してきた男が喧嘩を売ってレース開始。 ノリ…

ナショナル・トレジャー

観る前は、ジャングルとか洞窟とかに潜っていって、財宝を探して何人も途中で死んでしまう、そんな映画なんだろうなと思って観たので、良い意味で裏切られて面白かった。なんとなくアメリカ独立からの因縁を匂わす壮大なストーリーかと思いきや、謎解きが小…

シン・ゴジラ

原子力絡めてどうしたいのか良くわからないままに終わってしまった。恐ろしいものなのは間違いないが、それをなんとなく科学で挑んで、しかし物理な感じで原子力に破壊されて。 前半のゴジラの脅威を感じさせる部分も、初っ端、ゴジラの造形に違和感を感じて…

テルマエ・ロマエ

おバカな展開、老人が古代ローマ人に対するリアクションがちょっとわざとらしいが、それが絶妙でバカバカしさに拍車をかけて面白い。 テルマエに対する誇りや愛情を存分に感じながらコミカルさを前半楽しみ、後半は急にシリアス路線をぶっこんできて、これが…

アラジン

A Whole New World はこんな二人から生まれたのね。物語としてはとてもよくある形で、だからこそ描き方によってはこんなに面白い。 アラジンのヘタレ男っぷりは、この2017年の今の男に通ずるものがあるような気がしました。嘘でも着飾って、好きなものを手に…

デイ・アフター・トゥモロー

うーん。必ず助けにいくからな、みたいなやりとりからして、感動しなさそうだなぁと構えてしまったが、その通りになってしまった。ヘリコプターで直ちに助けにいくことが出来るのに、そこを歩いて助けにいって場所を特定しないといけない理由は何だろう。 一…

俺物語!!

こう、「そうお前のことが好きなんだよ!早く気付け!」というシーンが多くて、やきもきしつつ、もはやイライラ。笑 それにしても大和の仕草はかわいいですな。好きだぁと叫んでしまうのも実によく分かる。大和の友達にタケオ君の実体がばれるまでのズれたや…

ゲーム・オブ・デス

序盤の雰囲気にけっこう心掴まれただけに、終盤以降の投げやりな人殺し過ぎ感がとても残念。 相棒、裏切り、CIA工作員という背景が神父への告白を通じて描かれる様は惹き込まれるのに、どうもアクションシーンというよりも無差別に人を撃っていくシーンが際…

ダイ・ハード/ラスト・デイ

息子がなんとも似ていないし、親父みたいなハチャメチャ感(ワイルドさ?)もない。だから終盤で親父と久しぶりに呼ぶシーンでもぐっと来るものはないし、最強のコンビとして活躍してもそれ以上の意味はかんじられない。 カーチェイスは迫力、スピード感が圧…

★ドラえもん のび太の宇宙小戦争

序盤のウサギと特撮のなんともアンバランスなドラえもん味がたまらず、そこへ小さい宇宙の敵?らくしょーらくしょ、と思わせつつ(ジャイアンの投石は素晴らしい)も同じ小さい身体での戦いを強いられることになってハラハラ。 途中から2つのパーティに分か…