gasonの徒然なるままーに

不惑になるのはいつのひか

映画 - 死霊院 世界でもっとも呪われた事件

丁寧に作られた映画。 悪魔祓いに関する事件、その周辺の人物像がよく描かれている。 悪魔との対峙はありきたりといえばそうだが、その普遍的な部分を好印象に思わせる。 主人公となる女性がなぜ主人公たるか、その辺りがよく描かれていればもっと楽しめたか…

映画 - ドント・ブリーズ2

盲目の老人の盲目らしさが光る水たまりの使い方は痺れた。 しかし、それ以外があまりにも強すぎて何か背負って盲目の世界を広げた男としては魅力不足かな。 少女との関係性もあまりなく、また少女が攫われる動機も必然性というか切迫するものを感じられなか…

映画 - 消された女

場面転換音表情 いかにもな感じ(ヒットした/する?)映画の雰囲気。 王道といえるような結末も安っぽくなく、悲壮感纏う女性が出てくるところに味わいがあった。 一歩前へ進んでみた映画だな、と。 ミステリというでもなくサスペンスというわけでもなく全…

映画 - ラスト・シフト

恐怖はあまりなくなぜ、どうしてという不可解さが不気味なホラー。 過去の出来事を軸に新米刑事が宿直をする中での怪奇現象。 その刑事の父も含めて多くの犠牲が出た惨殺事件。それら犯人が勾留され、自死したその場所。 舞台は整っており、それなりに恐怖演…

映画 - もうひとりいる

ドッペルゲンガーもの。 特筆すべきは顔の グニャァ感。それとテンポよく人がやられていく様。 といったところ。 キャラが特にたつようなエピソードもないので、淡々と進み終わり、エンドも想像通りでございました。 バイロケーションとか、好きなんですけど…

映画 - MERU (メルー)

山がない将来を考えられない。これをジャンキーと呼ぶこともあるだろう。 誰も成功したことがない、一度失敗した、何より死が物凄く近くにある。 それを克服した物語。その裏でいかに苦しんだかもしっかりと描かれており、生き様とおもった。 むろん、この映…

映画 - 生き埋め

助けたいと思う気持ちは贖罪か なんとも含むのあり救われない結末だけれど、オスカーが生きていたと知ったときに本心から喜んでいるように見えるのは人間だからか。 それは罪か赦しか。 妻が呼びかけたところ、それが如何ともしがたい何も起きない空間を描い…

映画 - ★mid90s ミッドナインティーズ

すべてが要る言葉で、すべてがいらない 人種、経済、家庭、べつにどの目線で見ても良いと思えた。ただ全てを疑って、だからそれ以外は全て正しいとおもった一人の少年の物語。 ただふざけている、ただ溺れているそんな描写だけでも何か心をひっかいてくれる…

映画 - mid90s ミッドナインティーズ

すべてが要る言葉で、すべてがいらない 人種、経済、家庭、べつにどの目線で見ても良いと思えた。ただ全てを疑って、だからそれ以外は全て正しいとおもった一人の少年の物語。 ただふざけている、ただ溺れているそんな描写だけでも何か心をひっかいてくれる…

映画 - ☆スキャナーズ

人間の範囲にとどまらない存在は利用するか、滅ぼすか。 人間の範囲だって曖昧なのに、ずいぶんなことをするよな。 という点をとてもよく描けていてスキャナーは迫害されたり、(だから?)支配を試みたり色々な存在があって、それをスキャナーを使ってなん…

映画 - 正しい距離

あまりにも淡い記者志望の少年の恋。 村という閉鎖的な空間の中に外部から女性がきて恋にまつわるトラブル、と表現するとこの映画に失礼かな。 ともすれば面映ゆく、ともすれば影法師。「ストーカーしてた男に恋してるの、なんて笑っちゃうよね。でも素敵」 …

映画 - ファイティングファミリー

ビューティフルとファイティングとイヤーンな感じが程よくミックス。 特に序盤のアレな台詞、やりとりのノリが最高。 モデルやらの腰振りとみなしてた女たちの覚悟、兄ちゃんと生きてきた時を経て、黒髪で再度リングに登場するシーンは良いね。 いきなりタイ…

映画 - ☆15ミニッツ・ウォー

日常的にこのような危険を抱えている中の一幕。 閃光のようにあっという間の展開であり人物のバックグラウンドを事前に丁寧に描くなんてない。 だから、その場の動きが個人であり生命である。 子どもも大人も等しく、命がどう動くのかを無駄なく描くことで最…

映画 - テッドバンディ

観終わってからも真実として彼が犯行におよんだのかどうか確信が持てませんでした。 その意味で、演者と構成に称賛を贈りたい。その裏で、実在する人物には恐怖という杭を打っておきたい。 個人的により欲するのが、男女を区分けしないシリアルキラー像。 こ…

映画 - ディヴァイン・フューリー

韓国の映画らしさ、というものが縮小して大量生産の時期に入ってしまったのかな、という作品。 聖痕というキーワードを軸に立ち回るも神を信じないというもう一つのキーワード、生き様が必死に生きる様子を描ききれていない印象でした。 なんというか、貫き…

映画 - ドラゴンボール超 ブロリー

超サイヤ人の上の上の上の、、、 に対して一石を投じてくれた作品。 ブロリーってのは僕が子どもの頃、30年近くも前からとんでもない強いやつであり、超サイヤ人にならずとも、悟空やベジータと渡り合うところにワクワクしました。 ウーロンやプーアル的な存…

映画 - キャッシュトラック

ステイサムの存在感があまりにも異様で初っ端から「カタギじゃねぇな」 というシーンがたっぷり。 それを飲み込んだ上で、一体何者なのだろうと待ちわびることが出来れば楽しい作品。 待ちわびられなければ、いつ動き出すんだろうかとそれまで少々ヤキモキす…

映画 - ガール・イン・ザ・ミラー

まぁ主役が可愛すぎるがために説得力を失っているなと感じるところはありながら、、、 ドラえもんの「かげとりもち」(影が本人に徐々になりすます)を彷彿とさせる作品。 その影がミラー越しの自分。 鏡ってのは左右逆というけど(私はどうも感覚的にそれが…

映画 - エスケーピング・マッドハウス

患者、医者、第三者描く力強さのバランス感覚が良い。 一見すると医者が精神病患者をてごまにするような。 一瞥すると所長が精神病患者を養分にするような。 逸脱して見ると、第一人者が第三者のような。 残虐なシーンは研ぎ澄まされた少なさで現実味が溢れ…

映画 - AK-47 最強の銃 誕生の秘密

一つのからくりが完成するに至る秘話としてはなかなかに丁寧なつくりと思う。 ライバル、挫折、身内の描き方などは王道と言える。 ただ銃の生まれる過程の描き方としてはやはり苦悩がついて回って欲しかった。 それは本人の苦悩の描写でも良いし、戦争の描写…

映画 - ☆アメリカン・スナイパー

人を殺す、それに至る訓練とすでに持っている家族と。 上記の文字数以上に、年数を重ねると持つものが違いまた、口説く際の自然全力投球な具合も違う。 それが戦争で変わっていく。 全てが日本語で言うと葛藤。 よく表現されていると思います。何が一番大切…

映画 - ゴースト・キラーズ 血塗られた少女の謎

パロディし過ぎです。 そしてそれをメタに「こういう時に脇役は死ぬ」 セリフの後に実際に無下に死んでしまうシーンが個人的にはやりすぎ興ざめでした。 笑いのツボが合えば楽しめる作品?

映画 - ハードワイヤー 奪われた記憶

この手のSFで初めて観たのがこの映画なら、、、という感じ。 チップを埋め込まれて統制が図られるという展開はもはやおなじみであり、それに対するレジスタンスもまた王道。 コードネーム:キーボード、およびその父のもう少し過去なり現在なりのドラマが欲…

映画 - ヒットマン:インポッシブル

非常に日常なだけに、「創造」 というオチとは思いたくない私です。 創造した車椅子のヒットマンが人生に一つ希望を与えてくれるなら、実在する不器用な車椅子の男は無限の喜びと悲しみを与えてくれるでしょう。 3人というより、ヒットマンが主に描かれてお…

映画 - ★プレシピス

映画らしい映画、それは新鮮な心持ちになれる。 全篇通して不気味さがない、なのに不思議さがある。殺人事件なのに人が死んでいるように思えない、しかし死んでいるはずのようである。 悪い言い方をすれば極地であり良い言い方をすれば人知れぬヘイヴン。 そ…

映画 - ☆図書館の自殺

自分が理想とするものが「裏」 となるものだと思い込みつつ観て、しかし「裏」 が醜い(監視カメラという捕われた視点での男女行為)ことから、一人の物語なのだろうなと。 冒頭の風呂のシーンも双子とは思えない描き方であり、かといって終盤で明らかなネタ…

映画 - デッド・ウィッシュ

壺が起因で最後は時空を超えちゃった感が何でもありなのかと、なんともはや。 オープニングがいやに重厚に作られているからさぞかしストーリーでは大物として出てくるのだろうと思ったけれど、あまりオープニングメンバーは目立たず、メモ要因。 主人公とい…

映画 - ☆パピヨン

心だけは染まらない。 華やかに描かれる英活、それはこの映画としても最後の饗宴であとは心の自由を求める物語。 正直、描き方としてはありがちという印象を持ちながら「お姫様」と呼ばれる囚人を見ている自分がいた。 それはすでに状況を黙認しているのと同…

映画 - ☆村の秘密

良い。 どことなく帰りたくなるような、田舎の村の風景や音楽での描き方。 それが作中に満遍なくあるため、潜む気色の悪さというものが唐突に目立つこともない。 事件というより性質の解明に一人が奔走する姿を追いかける形であり映画を観るという点では解明…

映画 - クワイエット・ボーイ

先に「チェンジリング(イーストウッド)」 を見た。なんとなく先入観が生まれてしまい、私の悪いところ。 行方不明になった子がひょっこり帰ってくる。その真相は?という話であるが、 あまりにもリアリストであり、ミステリアスでは当然無いのだが、それ以…