バトル・ロワイアル
高校生同士がバシバシ殺し合うという映画。
スプラッターなシーンは少ないのだけど、
高校生という未成年の殺し合いが非常に物議を醸した、ような記憶がある。
大人をばかにするなよ、
という小馬鹿な理由がなんとも皮肉であるが、
さておき、生徒は様々な死に方をしていく。
ふっきれて殺しにかかるもの、
群れてなんとかならないかと呼びかけるもの、
知識・技術で脱出を目指すもの。
と、生徒が描かれる合間の
キタノがさすがである。
最後に見せるキタノの絵に、
キタノは子どもの、将来のうちに、
ほんの微かな希望を身近に感じていたのだろう。
もし私がこれに参加してたらどうするだろうな。
自分を守るために攻めるタイプだと思ってるけど、
実際の場面になるとまた違う行動とるんだろうな。
ブルース・ブラザーズ
この二人、アホさと格好良さのバランスが丁度よい。
コメディとはこういうことである。
警官だのナチ党だの昔の女だのと、
とにかく追いかけられる様はコミカル。
だけど、ひとたび音楽流れノリ始めると
なんて気持ち良く、格好いいんだろう。
辛いという感覚を解脱した二人による、
幸せとはこうやって味わうもんなのだよ、
とミュージカル実演してくれる、とても楽しい映画でした。
水戸 - ラーメン - 麺 一直
様々な具材の芳醇な味わいにカイワレがシャープ
駐車場はたっぷり。12台ほど。
土曜日の14:20頃に伺い、
待ち4組み。
先に食券を買って渡し、整理券をもらって外のベンチに腰掛け待つ。
今日は日差しが暖かく、待ちが苦にならなかったなぁ。
入って数分で提供。注文したのは柚子塩チャーシューつけ麺、大盛り(450g)。
ビジュアルは洗練されており、柚子塩の淡いスープの色に
チャーシューがとろけたように鎮座し、
カイワレの緑色が春という季節もあり、とても映える。
麺はツルツル(過ぎてちょっと割り箸でとりにくいくらい)中太で
熱々のつけ汁に、確かな柚子の柔らかな香りとカイワレのシャープな香り。
豚ベースのスープかな。
そこに魚介系はじめ、先述の具材の味わいが複雑に絡み合い、
一つの美味しさになっている。
麺がツルツル過ぎてスープにやや絡まず、
相乗効果はやや少なかったかもしれないが、
450gも麺もスープのみ、カイワレ・柚子と合わせて、
チャーシューをほうばりながら、と楽しみ方いろいろ。
満足。
パッチ・オブ・フォグ
なんとも。
①同性愛でもなく。
②ただの万引き犯でもなく。
①理由わからず固執して友人を求める警備員と、
②本を1冊出して一山あてた男。
ある日万引きを警備員に見つかり、捕まったところから始まり、
警備員は友人になってくれるなら許すと話す。
異様な空気感の中で歪んだ形の友人関係が描かれ、
果たして、万引きを繰り返していた理由が最後に明らかになったときには、
ようやく終わった、、、という安堵を私は覚えた。
見ていて、疲れたことのない部分が疲れるような。
ある意味とても新しい感覚。
ショーシャンクの空に
住めば都、だなんて易しい言葉ではなく、
まさに住んでしまうと出られなくなる、
監獄というのはそういう場所。
エリートから一転、「無実の罪」で投獄されたデュフレーン。
長年の監獄暮らしによって、監獄の外の社会が怖いと感じる周囲の人々を目の当たりにしながら、
それでもまっすぐ、自分を保って獄中生活を続ける。
なんといっても描かれる人間の多様性と、「ここにいる奴らはみんな無実さ」というセリフのどことない滑稽さ、
社会に復帰して自死を選ぶという悲しさがある中で、
20年間希望をもって穴を掘り続けたデュフレーンの生き様はグッとくる。
そして友人というたった一つのの希望を与え、ブルックスとは違うシャバになったレッドとの再会。
この映画を見た後、空の青さ、木々の緑が濃く見える。
目黒 - 大衆ビストロ ジル
店員さんはみな若く、しかしサービスはとても丁寧。
ワインの好みも漠然と伝えると応えてくれるし、
3000-5000円程度で十分な品揃え。
もやしとクレソンのナムル
仔羊と大根の煮込み
組み合わせの面白いメニューが楽しく
ストウブ飯(この日は鰆と菜の花の炊き込み)
キャンプに来たかのようにストウブで出てくる〆は
最高に美味しい。
客層も実に様々で、みな楽しそうに過ごしていた。
良いバル、ですな。